できる？できない？？夏休みの勉強目標「400時間」

あと1ヶ月と少しで夏休みがスタートしますね！早稲アカなら今頃は最後の組み分けテスト、それに学校説明会もそろそろ始まる頃。受験する学校を本格的に考え出す今の時期、説明会や夏休みのスケジュールを立てるのに忙しい日々を送られていることと思います。毎日お疲れさまです(^^)/

学校説明会といえば、人気校は予約が一瞬で埋まってしまうことに驚いた記憶があります(⚆.̮⚆)わたしの場合、最初は不慣れで勝手がわからず、ぜんぜん予約が取れませんでした(^^;)誰でも行きたい人は簡単に参加できると思っていたのです（笑）

「へぇ～、今どきの説明会はミライコンパスというシステムで予約するのか～」・・・予約開始は１ヶ月前が多く、その日その瞬間に埋まってしまうことはザラ。事前に各学校のHPで説明会日時をチェックして、間違えないようにスケジュール管理をするのがとても大変でした(@_@)

しかも、予約は「平日の10時から」なんていうところも多く、仕事をしていると予約を取るのも一苦労。スマホだと操作が遅くてまったく予約できなかったので、常にパソコンから時間と同時に申し込んでいました。「秒」で決まるこの争奪戦は、まるで「ライブのチケット」みたいですね！

今考えると、夏休みが終わる8月までに説明会に参加した学校は「4校」・・・結局ひとつも受験しませんでした。見学したものの、娘が「あまりピンとこない」というのです;(´◦ω◦｀):・・・こんな調子でちゃんと併願校が決まるのかなと、夏休みの間は心配していましたが、9月以降に見学に行ったところが次々と気に入り、10月～11月頃には2月の受験校がやっと決まりました(^^;)

たとえ受験しなくても、まだ時間がある今のうちに気になった学校を見ておいたことはとても有意義だったと思っています。「あの学校はああだったけれど、この学校はこうだね」と「比較」できることが大事で、行きたい学校がさらに浮き彫りになったような気がするのです。10月以降はやることが多く焦りはじめ、正直「説明会に行ってる時間がもったいない」と思っていたので、今のうちに行けるところは参加しておくのもアリですね！行きたい学校が見つかれば、過酷な夏休みを超えるモチベーションにもなりそうです(^^♪

・・・ということで、今日はその過酷な「夏休み」のお話、わが家が過ごした「夏の1日スケジュール」を交えた内容を書いてみたいと思います★

夏期講習前の塾の保護者会で、こんな冊子を渡されました↓・・・夏休みの勉強時間は「目指せ400時間」╚(•⌂•)╝・・・いったい夏休みって1日どれくらい勉強をすればいいのか、そもそも「目安」がわからなかったので、ズバリ提示してくれたのはいいものの、なんだかスゴそうな数字です。「400時間」という数字があまりに漠然としすぎて、いったいどれほどのものなのかが、その時はあまりよくわかっていませんでした・・・1日10時間という計算なんだ～◔_◔

最初に結論を書きますと、「400時間」は達成することができたのです！わたしの印象では、スケジュールをちゃんと立てればそんなに難しくはないような気もしましたし、むしろ毎日同じ生活パターンだったので過ごしやすかったです(^^)

もちろん、400時間という「時間」より大事なのは「内容の濃さ」。「時間だけ」にとらわれすぎてももちろん意味はありません。それでも、塾が提示する「夏の目標」を超えることは、子どもにとってひとつの達成感があります。なのでムリしない程度に、できてもできなくても「目標」として実行することにしました(^^)/

生活スタイルはさまざまですし、体力の問題もあると思いますので、あまりこの時間に縛られてプレッシャーになるのはよくないとは思いますが、とりあえず参考までにスケジュールをご紹介したいと思います★

まず、達成のためには当たり前ですが、子どもが「ベストコンディションであること」が前提ですよね。体調を崩しやすい夏は、1日ダウンするとそれだけで「－10時間」。10時間を取り戻すのはけっこう大変です(^^;)娘は、なんとか夏期講習を1日も休まず受講することができましたが、お休みしていた子もいたようなのでムリは禁物です。

ちょっとそのお話をさせて頂くと、酷暑の夏期講習中に、同じクラスの女の子が途中で具合が悪くなり帰ったそうです。娘がビックリしたというのは、その子が教室を出て帰った10分後、なんと自宅から「zoom」で参加していたということ(⚆.̮⚆)!・・・夏期講習を1日休むと、親としても「遅れるのではないか」と心配にはなりますが、そこは焦らず休ませたほうがよさそうですね(^^;)

・・・さて、とりあえずスケジュールを立てなければ、10時間をこなせる「1日」が見えてきません。「時間」というのは頭で考えても漠然としていて、「可視化」しないとわかりにくいもの！そこでわたしは、紙に書いて1日の勉強時間がどれだけ確保できるのか、ざっくり計画を立ててみることにしました。

とりあえず、「夏期講習って何時から？？」・・・えっ！13時から20時20分？？朝から始まると思っていたら、意外にも午後スケジュールなのか・・・ということは、集中力のある午前中の時間がガッツリ確保できそう。この「午前中」の使い方が大事なキーになりそうです。

それで何時間塾に拘束？？・・・時間的には「7時間20分」の塾滞在。「休憩時間」はありますが、宿題をやるのでほとんど20分くらいしか休憩がないとのこと。それなら、塾では約「7時間」勉強する計算です。

ということは、家で3時間勉強すれば「1日10時間」は達成できそう！「3時間」なら、夏期講習で出される宿題と、やりたい勉強をこなしていたら、それくらいわりと簡単に越えられる？！

・・・ということで、こんなスケジュールで実行しました↓

　★夏期講習がある日の1日

（勉強時間11時間30分/睡眠時間約8時目安）

夏期講習がある日は、ほぼこのスケジュールで過ごしました。もちろん途中で崩れることはありますが、基本的にはこの計画が中心。塾が13時～というのがありがたかったですね( ;∀;)娘は朝起きた時が一番集中力があるので、前日の宿題（復習）をやるのに最適でした！

午前中3時間勉強したら疲れてしまい、「夏期講習に集中できないのでは？」と心配になりましたが、塾はお友達がいたりしてワイワイ明るいクラスだったので、午後から塾に行くのはひとつの楽しみのようで、「リフレッシュ感覚」で毎日楽しく行っていました(^^;)

それで、帰宅してからはさすがに疲れます。リラックスする時間も必要なので、寝る前に1時間だけ集中で勉強。ここはわたしの出番で、この1時間は毎日社会の知識確認をやっていました（内容はまた後日書きます）。そして、1番大事なのは「睡眠」。「疲れ」は体調不良を招きやすいので、睡眠は7時間30分～8時間は必ずとるようにしたのです。

そんな感じで、やはり目標「10時間」は、やる気次第でわりとサクっと達成できそう！夏期講習がある日の勉強時間は、平均してざっくり1日11時間（プラス30分あるかないか）くらいでした。夏期講習全体で計算すると、前半12日間＆後半12日間＝計24日間。11時間×24日間＝およそ264時間勉強したことになります！

・・・続いては、夏期講習が「ない日」のスケジュール。「夏期集中特訓」に行くのをやめたので、「まるまる13日間」のフリー時間が生まれました。塾がないので、この期間の時間管理は完全な「自己責任」。少々プレッシャーがありました(>_<)

基本的には、夏期講習のパターンを大きく離れないほうが後半に響かないと思ったので、生活パターンはなるべく似るように計画したのです↓

★オフ（家庭教師）の日

（勉強時間10時間30分/睡眠時間8時間目安）

塾がない日は「23時就寝」。その分、夏期講習より30分早い「7時起床」です。日中は家庭教師の先生が2日に1回3時間来てくれたので、そこに集中力をもってこられるような計画を立てました。先生の授業が始まる前のお昼休憩は、気分転換に外に食べに行くことも多かったです。「スシロー」でもじゅうぶん楽しそうでしたし、娘はドラッグストアに行くのがなぜか大好きなので、昼食のついでに連れて行くだけでリフレッシュしている様子でした(^^;)

このフリーの13日間が有意義だったのは、「塾の宿題がない」ことです！もちろん宿題も大事ですが、そればかりこなしているとやりたいことができなかったので、この約2週間は本当に自由。時間管理のプレッシャーはありつつも、いつもできなかったことを伸び伸びと集中してできた、貴重な時間になりました。

それでも、ひとりの時間が長いと集中力も切れやすいので、夏期講習がない日の勉強時間は、いつもより少ない「10時間30分」。13日間に換算すると、ざっくり計136時間になります。

夏期講習がある日の合計264時間、ない日は136時間。ということで、夏休みのトータルは・・・これで見事ピッタリ400時間！

・・・まぁざっくりですし、集中できた時はもっと多く勉強し、もちろんやる気がないこともありましたが、プラマイでトータル「400時間少し超える」くらいだったと思います。肝心なのは、もちろん中身。家庭教師の先生が来てくれたことで適度に課題も出され、また、わたしも社会の知識確認でしっかり勉強を見ていたので、もちろんこっそり手を抜いたこともあるかもしれませんが、なかなか充実した夏休みだったのではないかと思います(^^)/手を抜いたら・・・それこそ、秋以降の成績に反映されていたかと！

ただ、このスケジュール・・・ほんとにぎっしりで、はたから見たら「過酷」のひとことかもしれません。夏休みなのに、旅行もおでかけも「一切ナシ」。その覚悟を決めるために、夏休みの直前に1泊2日で海に家族旅行をしてきたのです。そこで、「旅行は受験が終わってから。これからがんばるぞ！」と親子で腹をくくりました（笑）

ほかのお友達は、普通にディズニーランドや旅行にも行っていたようなので、「これが絶対」という正解はないと思います。その子の性格に合わせてスケジュールを立てるのが一番(^^)旅行やおでかけを入れたほうがモチベーションが上がることもありますし、本当にさまざまでいいと思います。娘の場合、「なにがなんでも絶対に合格したい」という思いが強く、自分のレベルがまだ到達していないことをよく知っていたので、遊んでいるヒマはなかったようです！

・・・ということで、今日は「400時間」なんていうちょっとコワいお話をしてしまいましたが、大丈夫！わたしは、家庭教師の先生に言われて安心した言葉があります。

「夏は失敗できないなんていいますが、ほとんどの家庭はそんなに思いどおりの夏休みは過ごせていません。あっという間に終わっちゃったな、なんていうのも普通です。だから、そんなに焦らず、それなりにがんばればいいんですよ」・・・と。神( ;∀;)！

先ほども書きましたが「体調管理」が何より大事ですし、一番大事なのはムリしないこと。スケジュールは「崩れてあたりまえ」なところもあるので、あまり「目標時間」にとらわれず、カリカリしないでゆったり構えるのが大事だと思います(^^)子どもが夏期講習に行っている時間は、こちらもしっかり休んでリフレッシュすることも重要な親の仕事。バランスのいい食事メニューを考えたりするのも楽しいですよね！うちは受験生だけではなく夏休み中の小4の弟がいましたし、さらに仕事もしているので、「1日」は本当にあっという間でした！　　　　　　　

・・・ということで、お忙しい中、今日も最後まで読んで下さいましてありがとうございました。日々の受験サポート、本当におつかれさまです！6月は雨が多いので、こんな日が続くとメンタルが少し弱くなってしまうこともあるかもしれませんよね。テストが続いたり、思うように進まず心配がつのってイライラすることもあるかと思いますが、それも仕方のないことかと思います。わたしも、ひとりでけっこう泣いてました(^^;)

イライラ・・・してもいいと思います。「いけない」と思うとよけい苦しくなりますし、そもそもイライラしてあたり前ではないでしょうか。こんなに一生懸命やっているのに、どうしてこうも思うように進まない？なぜのんきにテレビ見てるஇoஇ？？・・・ほんとにそうですよね。

子どもに直接ぶつけても1点も上がるわけではないですし、むしろやる気をなくして下がる可能性もあるので（笑）、そんな親の努力に見合わないことはもったいないと思い、わたしはよく外に出て買い物に行ってました！

そのへんのドラックストアで好きな化粧品を見たり、カフェに入ったり・・・受験から少し離れて自分の好きなことをするだけで、気分が落ち着くことがあったんです。「もしかしたら、あの子もこうだったのかもしれないな」・・・なんて、その時は感情的になって気づかなかったことを感じられたりしました(^^)

正直、毎回そんなに神さまのように平常心を保つのも難しいですし、時に思ったことを口に出して言ってしまったこともたくさんありましたが、そんな時はちゃんと「ごめんね」と謝ってフォローすれば大丈夫ではないでしょうか(^^)好きなごはんを作ってあげるだけで、子どもってやる気が出たりしますよね！あと、「ほんとに毎日がんばってるね。すごいね。絶対合格できるよ」ということば、けっこうパワー強いですよね☆ことばのパワーはあなどれないので、毎日呪文のように声かけしていました(^^;)

この時期は雨も多いですが、雨の中を歩くとむしろスッキリすることもあります（大雨を除く（笑））。こころ中のモヤモヤを一緒に流してしまい、きれいなアジサイを見ながら歩いてみるのもいいものです(^^)/どういうわけか、そんなリラックスしている時に限って、受験に関するいい情報が耳に入ってきたりするんですよね♪

ぜひリフレッシュしながら夏を迎えましょう☆彡

＊次回の更新は「6/21（火）」の予定です♪今のところ忙しくて週1回になりそうですが、読んで下さっている方全員に志望校に合格して欲しいので、渾身の力を振り絞って全力で書きます(^^)/

★最後にプチ情報（国語）

先日、社会でご紹介した「中学受験鉄人会」のコンテンツのひとつに、「合格に導く魔法の本棚」というコーナーがあるのですが、ご覧になっていますか(^^)？これはなかなか読みが鋭く、「試験に出る」と予想されて紹介されていた本が、早稲アカの7月の「合判テスト」の国語の問題に本当に出たのです！（2021年7月）

小学校の「朝読書」の時間に、どうせ読むなら受験に出そうな本がいいと思い、わたしはこのコンテンツで紹介されていた本を学校に持たせていたのですが、「雪のなまえ」という本が、リアルに模試に出題されてしまったのです。娘はテストで文章を見た時「手が震えた」と言っていました;(´◦ω◦｀):

・・・ということで、読書の時間が取れることがあればぜひチェックしてみて下さい♪

ではまた(^^)/