入塾テストに落ちた日

これはもう、すべて本当のことを書きましょう。ウソをついて飾っても仕方ないのですから!

・・・まずは「塾選び」から始まったわが家。最初、「集団」と「個別」両方の塾を併用していたのですが、今つくづく思うのは、「塾選びは本当に大事」ということです。そして、それはものすごく難しい(>_<)!・・・「いいよ」と勧められた塾でも、校舎によって先生の質に違いがあるように感じましたし、子どもとの相性やクラスの雰囲気等、実際に入ってみないとわからないことが多々あり、うちも個別では大失敗をしたのです( ;∀;)(後日触れていきます)。

さて、請求した各塾の資料が届き、検討をはじめることに・・・素人はやはり「合格実績」に目が行ってしまいます(^^;)その箇所がとても光って見えるのです(笑)

目標の付属校をはじめ、全般的に合格者を多数輩出しているのは、やはり大手の集団塾。「じゃあ、とにかくここに入れば合格できるんだ(^^♪」・・・そんなのんきなことを考えてしまったわたしは、まず「サピックス」に入室テスト申し込みのTELを・・・え!ビックリ。テストにお金がいるの??受験料3,000円(⚆.̮⚆)??」。

申し込んだ後、希望で胸を膨らませる娘にかわいそうなことをしてしまったのは、サピックスの入室テストについて何も調べなかったことです。電話で、「何か勉強したほうがいいですか??」と尋ねたら、「いえ、普段の実力をみます」との返答だったので、ほんとに何もしないまま試験を迎えてしまいました(꒪ꇴ꒪|||)

今考えるとおそろしい。もうすぐ本格的な受験学年に入ろうとする時期のサピックスの入室テストに、受験勉強を何ひとつしたことがない、毎日遊んでいただけの子が「小学校の勉強だけでいいんだ」と信じ切り、ルンルンでテストに向かってしまったのですから・・・(涙)

わたし「ではよろしくお願いします」

娘「がんばるね!」

・・・テスト終了までに時間があるので、その間に近所で買い物をしていました。すると、わたしの携帯が鳴りました。着信は、娘のキッズ携帯から!「今、テスト中のはずだよね??・・・イヤな予感;(´◦ω◦`)」

もちろんそのイヤな予感です。トイレからこっそりかけているという娘。「算数、なにひとつわからない。何も書けないから帰りたい」と泣きべそをかいているのです。

わたし「わかった。大丈夫だよ。何も書かなくていいよ。迎えにいこうか??」・・・正直、若干こちらもパニックでしたが、とりあえず国語はやってみるというので終了まで待ち、しょぼ~~んと出てきた娘を励ましながら帰りましたஇoஇ

後日、答案が返却・・・もちろん「不合格」。だよね(^^;)算数は「白紙答案」。そりゃ、5年生終わり頃の授業についていけるかを判断するテストに、受験問題をひとつも解いたことがない子が参戦なんていい度胸(笑)本当にゴメン。

・・・でも、答案を見てひとつ気になったのは「国語」です。何もやったことがない割には、半分以上点数がとれている・・・「入室テストの国語は易しいのかな??」・・・まぁ不合格ですし、あまり気に留めていませんでしたが、受験が進むにつれ、やはり「国語」の感覚が他の教科に比べ、ちょっとばかり鋭いのではないかということに気づき始めたのです。(また後日、それについても触れていきたいと思います^^)

・・・ということで、わが家の塾はサピックスではなくなりました。

その夜、娘は泣いていました。「もう入れる塾はないのかな(;_;)??やはり受験はできないの??」と。

でもわたし、なんとなく普段から信じていることがありまして、「今どんな状況でも、結局自分が行くべき道につながっているから大丈夫」ということ・・・テストに落ちたのは一見悲しいけれど、きっとこの子が行くべき塾があるのではないか。そんな思いがあったので、そこまで悲嘆に暮れることはなかったのです。

・・・そして、それはやはり正しかったようで。後日、娘の人生を変える「運命の塾」が、わたしたち親子を待っていたのです。

つづく。