集団?個別??向いているのはどの塾??

前回からの続きです)

それから2~3日が過ぎたころ、自宅の電話が鳴りました。先日資料請求をした塾の、近所の校舎からです。「そうだよね。資料請求したらそのまま放っておかないよね(^^;)」・・・そんなことを思いながら、やたらと早口な話を聞いていました。その電話先の相手が、その後受験の最後までお世話になることになった、塾の学年主任の先生だったのです。

ちなみにこちらの写真↓・・・このプレゼントは、今これを書いている2ヶ月前の2月、合格後に塾の先生方に渡したプレゼントです。わたしが買ったのではなく、娘が自分のおこづかいで自ら選んだ「ボールペン」。ひとりひとりに手紙を書いて渡していました。

・・・早い話、これが選んだ塾の結論です。娘にとっては一生忘れられないであろう、最高に適した塾に出会いました。「早稲田アカデミー」。

塾にはきっと、賛否両論あると思います(^^;)実際同じ校舎でも、「あまり合わなかった」と話していた保護者さんもいました。わたしも、「塾は絶対ここがいい!」とは思っていませんし、自分から勧めたりはしません。仮に弟が受験することになったとしても、同じ塾を選ぶかはわからないと思います。娘の性格には合っていたかもしれませんが、すべての子どもに向いているとは思わないからです。

通っていた校舎には不思議なほど遠方から来ているお友達が何人もいました。あれほど校舎が四方八方あるのに、地元の校舎には行かずに!・・・なぜ◔_◔??入塾してから知ったことですが、娘の校舎の先生がたまたま評判が高いとのウワサ。ということは、やはり校舎によって先生のアタリハズレは多少なりともあり、早稲アカ「すべてがいい」とは言えなさそう・・・それに「評判が高い」とは言え、入塾早々の2月、娘が大好きになった、丁寧にわかりやすく教えてくれる先生が、突然どこかに異動でいなくなってしまったのです(+_+)その時ものすごくショックを受け、しばらくやる気をなくしていました。なので、先生の評判が高いといわれる校舎を選んでも、その「いい」がいつまで続くかは不明のような??

先ほど、「すべての子どもに向いているかはわからない」と書きました。同じクラスのお友達で毎回寝ている子が二人いたそうです。先生は基本「放置」、6年生になった時、娘から「塾を辞めた」と聞きました。

それを聞いた時、「きっと、弟がここに入ったら同じ状態になるんだろうな」・・・そんなふうに思ったのです。尋常じゃない宿題の多さ、授業のペース、教室の雰囲気。競争が苦手でマイペースな弟は、集団だったらきっと挫折することでしょう。逆に娘は大勢の中で伸びるタイプ。「わたし、個別だったら絶対に合格してないと思う」。そうハッキリ言っているので、「集団」「個別」どちらが向いているのかは、塾を決める際の指針になるひとつのポイントなのかもしれませんね!

・・・戻りますが、その勧誘の電話でわたしが惹かれたのは、「合格できるかはわからない」と言われたことです。「うちだから合格できるとは正直言えません。結局すべてはその子のやる気次第です。早く入ろうが遅く入ろうが、やる子はやるし、やらない子は最後までやりません。それはどの塾に入っても一緒だと思います。だから実際にやってみるまで結果はなんとも言えないんです。そして、この時期に入るということは、この先かなり過酷な道が待っています。無理に入るのはおススメしません」と。

夢物語じゃなく「現実」を語る。何がなんでも入塾させようとしない・・・ちょっと意外な感じ(^^;)??「苦労するのは確実なので、やめるのもまたアリ」と、こちらに寄り添った対応だったことで、「なんだかこの塾信用できるかも」・・・そんな印象を受け、とりあえず入塾テストを受けてみることにしました。サピックスの例をトラウマに、今回は電話できっちりテスト内容を確認(笑)「今のままでOK」ということでした。本当に本当だよね(^^;)??

・・・そして後日、学校がない土曜日の午後、テストを受けに「早稲アカ」へ。いつも見ているようで実際に行こうとすると場所がわからないもの。間違えて早稲アカ「個別館」に行ってしまうというドジなことを(/ω\)・・・5分遅れて到着し、アタフタしながら入室テストを受けました(笑)娘の手ごたえは・・・「意外にできたかも」。

その夜、わたしが出かけている間に先生から電話があったようで、電話に出た娘が直接「合格だよ」と言われたそう。きっとほとんどが合格するのだと思いますが、それはそれは大変喜んでいました(^^;)そのあとテスト結果の詳細を聞き、「まぁいけるんじゃないかな、やってみましょうか!」というアドバイスをもとに、いよいよ全3回の体験授業をすることに・・・

「え~と、算数は下巻、第7回 ”速さ(2)”、社会は”室町時代”からになりますので資料をプリントしておきますね。相当キツイと思いますが、がんばってください(^^)」

「速さ」、しかも(2)って(笑)・・・単元の途中??せめて(1)にしてくれよっஇoஇ!

・・・大丈夫かな~。大丈夫なわけないよね。絶対ボコボコにやられて帰ってくるよね(>_<)早稲アカってハチマキ巻いてるところだよね??(そういうイメージありました)。それでも、体験授業までやるならきっと娘の気も済むはず。自分が「ムリ」と納得すれば、それでいいと思っていました。

そして第一回目の体験授業後、ドキドキしながら塾から出てくるのを待っていたわたし。出てくるなり娘が放ったひとことは・・・

つづく。