「解き直し」で大きな差!終わった「模試」活用法

今、どこを歩いても目に入る「参院選」のポスターに街頭演説・・・見かけると去年の「衆院選」が思い出されてしまい、反射的に「議席いくつだっけ?」なんてついつい娘に質問しそうになり、「トラウマだからやめて」なんて言われてしまいます(^^;)選挙のある年は入試に出される可能性が高くなるので、来年に向けて要チェックですね!

「一票の格差」「選挙方式」・・・選挙もいろんな方面から出題されますが、「コレは絶対出そうだな」と思って娘に覚えさせ、どこかの入試で本当に出題されたのは「期日前投票」という言葉です。いろんな学校の公民の問題をなんとなく見いていたら、近年はお決まりの「暗記もの」より、「実際に日常で触れることの多い用語をちゃんと知っているか」を問う問題も多いような気がしたので、この選挙ワードはちょっと必要だと思ったのです。

大人は当たり前のようにわかっている言葉でも、子どもはよく知らなかったりします。なのでわたしは、「選挙の日、行けないから期日前投票行ってくるね」なんてわざと話しかけて話題にすることで、自然に覚えられるようにしました(^^)試験ではこの用語を漢字で書かせたり、4択で出題される問題なども見かけましたが、「期日前投票」は知っていると「記述」にも応用ができる便利なワードなんです。

たとえば、「日本の低い投票率を改善するのに、あなたが有効だと思う方法を述べなさい」・・・なんていう問題が出されたとします。深刻な社会問題でもある「投票率の低さ」は、出題されてもおかしくない問題です。そんな時、答えの一例として「期日前投票の存在をもっと若い人たちに周知する」、なんていうふうにも使えるわけです!「議席」などの暗記系も大切ですが、「選挙権は何歳から?」「いつから立候補できるの??」のような、自分にも関係してくる身近な話題はより大事ですね♪

最後に選挙の話題を挙げると、試験には選挙結果を表やグラフで表した問題が出題されることがよくあります。「このグラフから何が読み取れますか。正しいもの(間違っているもの)を以下の中から選びなさい」のような問題です。「どの党が過半数を獲得したのか」「選挙前と比べて議席数は増えたか・減ったか」等、基本的事項が読み取れるかをみる問題。この場合のグラフは、選挙があった年とは限らず、政権が大きく動いた年の選挙結果を出題することも多々あるので、グラフの読み取りは可能ならやっておくと損はないと思います☆彡7月はせっかくの参院選があるので、お子さんと一緒に選挙結果についてグラフを見ながら会話をしてみるのもいいですね(^^♪

試験には「NHK」の資料が用いられることもよくあるので、わたしもグラフの読み取り練習にはNHKの選挙サイトを参考にしていました。子どもにも見やすく、わかりやすいです!

(↓NHK「衆議院選挙2021特設サイト」より)

・・・前置き長くなりましたが、今日は「終わった模試活用法」について書いてみたいと思います♪早稲アカの場合は「合判テスト」。テストが終わると結果だけを見てそのまま「放置」となりやすいですが(笑)、面倒でもこれをやりっ放しにしなかったことが実力をつけた一つの方法だったと実感しています(^^)全教科やる必要はないので絶対にできます!

それにしても合判って朝早いですよね!早稲アカの場合は希望する会場が選べ、近所の四谷大塚の校舎か、または「私立中学会場一覧」の中から選ぶことができました。わたしは、本番に向けて「場慣れ」こそが重要だと思っていたので、第一から第四希望まで、若干遠くても臨場感が味わえる私立中を迷わず選びました・・・が、塾のお友達は意外に近所の四谷大塚の校舎を選ぶ子も多く、娘は「自分だけ朝が早い」とブーブー文句を言ってました(笑)

でも、リアルな中学で受けたおかげで、一番最初の入試の時は「模試みたいだった」と言っていたほど、慣れているので緊張しすぎることはなかったようです(^^;)

そんな合判が終わった日だけは、なぜだか解放されたような気持ちになったものです。「今日だけは自由に好きなことやっていいんだ」と、午後は何も考えず自由に過ごす時間を自分に与えていました。なぜなら、結果が出る翌日からは、「模試」を使った忙しい作業が始まるので(@_@)!!

受験のみならずどんなテストでもそうですが、「やりっ放し」にするかしないかで、その後の結果は大きく変わってきますよね!もちろん、そんなことはわかっていても、子どものほうから「さぁ!きのう間違えたところをやるぞ(; ・`д・´)!」なんて時間を作ってやるのは奇跡に近いですし、翌日からまた塾に追われてしまい、娘の場合は正直「見直す時間なんてない」状態でした(;_;)

・・・でも、それが「よろしくない」のは素人でもわかるので、ここは家庭教師の先生をフル活用。お願いしている「理科」と「算数」は、合判の結果が出た次の授業では必ずチェックしてもらいました。そして先生だけでなく、「理算」は教えられないわたしにもできることがあったんです。先生から「とても助かる」と言われていたのは、授業開始までに「すべての問題に正答率を書いておく」ことでした↓

模試の結果で重要なのは、自分が間違えた問題を他の人がどれくらい正解しているかの「正答率」。立ち位置を見るために先生もそれを参考にするので、これは必須だったのです。

家庭教師は「分刻みで高い金額」。先生が授業中に自分で「正答率一覧表」を見ながら「何問目?どこに書いてある?」なんていちいち探していると膨大な時間ロス。こちらであらかじめ問題の横に「○○%」と書いておけば、「正答率低いのにできたね」とか、「正答率高いからちゃんとできるようにしよう」・・・なんていうのが瞬時にわかり、かなりスムーズに進みます!「1分いくら」の世界ですから、1秒たりとも無駄にはできません(@_@)

家庭教師を投入して大きなメリットを感じたのは、模試の見直しで「これはやらなくていい」という「捨て問」を見極めてくれるところです。ただやみくもに難問に悩むという「時間のロス」がなく、効率よく必要なところだけをピックアップして解き直しをしてくれたので、無駄なく見直し作業ができました。

たとえ間違えた問題でも、「今はやらなくていい」と言われた問題は無視!↓

この「問題の見極め」は、秋以降の過去問をみてもらった時も同じく効率的でした。「必要ない」と先生に言われた問題は、たとえ第一志望でも最後まで一切やらなかったんです・・・が、本当にそれで合格できました(^^;)算数が得意なら「満点取りに行くぞ!!」っていうこともあるかと思いますが、苦手かつ時間がない娘の場合、先生がいう「受験で100点取る必要ないので、ムリしてコスパ悪い問題に時間を割かない」というやり方がとても有効だったので本当に助かりました。

そして、先生との解き直しが終わったらまたわたしの出番。一度できるようになった問題を、また数日後に問題をコピーして解かせてみるのです。先生が、「それでできたら本物」と言っていたので、ちょっと面倒でしたがこの作業を模試のたびに繰り返していました。「先生と一緒だからできる」・・・ではまだ甘いのです!

この「模試活用」はどこで効果が現れてきたのかというと、「過去問」をやっている時です。合判では、一度出た問題は二度と出ないので、模試の解き直しをしたところで早稲アカの点数アップにはなかなか繋がりにくい・・・でも、過去問や本番試験は類似問題はもちろん出ます。なので、「やったことある・できる」がここで点数アップに活かされてきたのです!そりゃそうですよね。塾の模試は、本番に向けた厳選された良質な問題ばかりですからね!放置はもったいないのかもしれません(^^;)ついテストの点数ばかりを見てしまいますが、本当にやるべきことは「解き直し」。テストが終わってからが、模試は一番大事なのかも・・・!

そんな感じで入試直前は、「あの難しい合判で自分に解けない問題はない(捨て問以外)」という状態。それがいつのまにか大きな力となり、自信をつけて試験に臨むことができました。毎回の模試は「宝」と言ってもいいのかもしれません♪これからまだまだ模試があると思いますので、十分間に合いますね☆彡

でも、全教科の見直しを行うと子どももさすがにしんどいので、うちの場合は「理・算」のみしっかり実行(^^)/たとえ苦手教科1科だけでも、「やる・やらない」では、その時はわからなくてもあとで差がつくのではないかと思います☆

そして、「社会」はわたしの担当なので、模試の解答用紙をじっくり見させてもらいました(笑)・・・これを見ていると色々わかるもので、娘がいったい「何を間違えやすいのか」が見えることがありました。

次の模試から実践したことで、わりと簡単に点数アップにつながった作業があるので、それをご紹介したいと思います。みなさまのお子さまは、こんな間違えをすることがあるでしょうか◔_◔?・・・問題を「読み間違える」なんて!

娘は時々、問題文の「正しいもの」と「正しくないもの」を捉え違えてしまい、なんとももったいないミスをすることがあったのです。特に、選択問題の多い社会は、こんなふうに次々と「正しいもの」「正しくないもの」を選べが連続で出題されることも多いので、焦っていると間違えてもおかしくないな~と思いました↓「問4・5・6」・・・連続でこの問題。落ち着いて読まないといけません!

わたしはその時から問題文に「線」を引かせることを徹底しました↑上の写真の社会のテストでも実践していますが、問題文で聞かれている重要な部分だけサラっと線を引かせるようにしたのです。こうすると、たとえ一瞬でも落ち着いて問題が読めることと、線を引くことで視覚的にパッとその部分が目に入りやすくなり、間違いが減るのではないかと思ったのです。

これは、国語もまったく同じことをさせました。国語は「正しい・正しくないを選べ」のほか、質問自体が複雑なことが多いので、まず優先すべきは「何を答えて欲しいのか」をしっかり理解すること。それができないと、文章から違う答えを探してしまう可能性があります。

なので、「何を聞かれているかに集中して線を引く」と日々アドバイスしていたんです↓(赤い矢印部分)何行もある質問に線を引くことで、答えるべきポイントが視覚的にわかりやすく浮き上がります。

これがきちんとできるようになってからは、「読み間違い」によるミスはググっと減りました。というか、ほとんどなくなりました。最後のほうは、慣れてきたらこの作業を省略していることもありましたが、志望校が紛らわしい問題を連続で入れてくるところだったので、最後まで気を抜かずに徹底させました!

簡単なようで焦っていると意外にできない作業。これを過去問が始まる前に習慣づけておいたのは、うちの場合はとても有効だったと思います(^^)/

「1問ずつ丁寧に、確実に」・・・最後までわたしが呪文にしていた言葉です(笑)これは、受験だけでなく大人になって仕事をするようになってからも大事なことですよね(^^)「惜しいミス、多いな」と思ったら「線を引く」。よければぜひ実践してみてください!

「模試」は放置か解き直すか・・・なかなか忙しいとそのまま置きっぱなしにもなりますが、「1科集中」でもできるといいですね☆彡

・・・あと3週間でいよいよ夏休み!関東は梅雨明けして厳しい暑さが続きそうですので、お母さんもお子さんも今からたくさん食べて寝て、体力をつけて夏期講習に臨まれてくださいヽ(^o^)丿今日もサポート、おつかれさまです☆彡

*次回の更新は7/5(火)の予定です

(オマケ)社会の地図記号

受験に使えるプリントの宝庫「ちびむすドリル」のサイトは本当にありがたいですね( ;∀;)白地図や都道府県、歴史・・・社会に限らず全教科、ダウンロードしまくって壁にバンバン貼ってました!

特に重宝したのは「地図記号」↓似ているものが多く間違えやすい記号が、視覚的に大きくて覚えやすいです☆彡

受験中は「インテリア」なんて気にしてられません(笑)わたしも、歴代総理の顏などをリビングに貼ったりしてました(^^;)覚えにくいものは毎日目に入る場所にどんどん貼り、時々質問を繰り返して定着させていきましょう♪

最後に勝つのは「コツコツ」です!!