塾の授業が難しすぎ!付属志望は集団塾、向いてない??

受験が終わり中学に入ると、これから受験を迎える知り合いのママさんから「付属ってどうなの?雰囲気どんな感じ◔_◔??」とよく聞かれるようになりました。「付属」と「進学校」どちらかを迷っているというママさん・・・わたしは娘の学校しかよく知らないので、ほかの付属校や進学校と比較することはできませんが、「最高にいいよ」と即答しちゃいます(^^)「いい」というより付属の雰囲気が「合っている」というほうがピッタリかもしれません。

学校にもよると思いますが、とにかく「のびのび明るい」という印象。「付属だから」と勉強に手を抜かれると困るため、それなりに勉強量も多いですし、先生方も「なめてると進学できないぞ₎( ˘•ω•˘ ).!」なんてチョイチョイおどしをかけてきたりもしますが、子どもたちはあっけらかんと陽気に楽しく過ごしている様子(^^;)

ほとんどの生徒が同じ大学に行くせいか、成績順位を張り出して競争心を煽られるような圧力もなく、また評価に関しても中間や期末の「点数だけ」で判断されることがないんです。宿題のような提出物など「日々の努力」「生活態度」を大きく重視してくれるのが最高にありがたい( ;∀;)「競争とプレッシャー」に激弱な娘、ましては自分よりできる子がワンサカいる中では、娘得意の「日々のコツコツ」をちゃんとみてくれる付属の雰囲気は心から合っていると感じますし、毎日安心して心穏やかな学校生活を親子で送ることができています(^^)/・・・「学校選び」というのは当たり前ですが、「受験で一番大事なこと」だったのではないかと、今さらながら思っているところです。

もし、偏差値やイメージだけで「もっと上を( ; ›ω‹ )!!」・・・なんて、わたしが躍起になり娘の性格に合っていない超進学校などに入れてしまったとしたら(入れないと思うけど)、きっとこんな生活は送れていないのではないかと思うんです。

もちろん、「付属が絶対にいい」とも思っていません。勉強が好きだったり競争の中で達成感を味わいながら成長するタイプの子には「進学校」も魅力的な選択になりそう(^^)進学校独特の素晴らしいカリキュラムもありますしね!要は、イメージや偏差値だけでなく「入学後の生活」にフォーカス。子どもの性格を考え、できる限りいろんな学校を見ならが、本人の意見を一番に尊重してあげたいですよね☆彡

合格した時の喜びは「一瞬」。長~く続くのは「そのあと」です(^^)/入った学校がたとえ第一志望でなくても、入学して何か月、何年か後に「なかなかいい中学生活送れてるな」と思える日が来たなら、それが本当の意味で「受験成功」なんじゃないかと、わたしは本気で思っています♪

・・・というわけで、娘のように「できるならこの先受験勉強したくない、好きなことだけしたい」というタイプのお子さまの場合は、「付属」も選択肢に入りそう(笑)それなら、一度はこの本に目に通されたことがある方も多いのではないでしょうか?「中学受験・大学付属校合格バイブル(ダイヤモンド社・野田英夫著)」・・・わたしも最初の頃に読んだ本です(^o^)↓↓↓

中学受験 大学付属校 合格バイブル [ 野田 英夫 ]

どうしてこの本を手にとったのか・・・それは、裏表紙に書いてあることば↓

えっ!?「将来の夢」があって「TVを見るのが大好き」なら付属に向いてるの(⚆.̮⚆)??・・・無知なわたしは、「これで合格できるなら」と、甘い希望を抱きながら即レジに並んでしまいました(笑)

実際・・・そんなカンタンじゃない(´;ω;`)!!!

この本の内容をひとことにまとめると、「大学付属と進学校の対策はぜんぜん違うので、付属志望なら大手集団塾より志望校に特化した勉強が有効」という内容。集団が合っていないなら、個別や家庭教師で徹底的に志望校対策をしたほうが合格率は高まるというものです。

何々・・・「大手集団塾は御三家を狙った難易度高いテキストを扱うので、もともと入試傾向がまったく違う付属校には適していない(⚆.̮⚆)??」・・・ウソかホントかそんな内容を知った以上、良くも悪くもそれが最後まで頭の中にあり、時にわたしを悩ませました(;_;)成績に伸び悩むたびにこれが気になってしまい、「本のとおり、塾の授業が合っていないのでは??やっぱり塾、やめたほうがいいんじゃないか」って何度思ったことか・・・

今日は、この「集団塾、このまま入ってていいのか??」について悩んだ時のことを書いてみたいと思います!

結局、娘は最後まで早稲アカに所属しながら合格しましたし、娘自身も「集団塾じゃなかったら合格してない」とハッキリ言っているくらいなので、「大手塾が付属には不向き」というパターンばかりではなさそう・・・

一方、小学校で仲良しだった、同じく「付属一択」のお友達は4年生から「個別のみ」。集団塾には一度も通わず見事難関付属校に合格しました。これがまさに、あの本でいう「付属に特化した対策」ではないかと思います。その子の場合、志望校が最初から明確に決まっていたので「1校に特化」が有効だったのかもしれません。

娘は「集団」、お友達は「個別」で合格・・・「こうです」という正解がないから難しいですね( ;∀;)

「友達と一緒に勉強」タイプの娘は、塾の内容が「御三家向け」だろうが、いかに難易度が高かろうが必死に集団にくらいついていくタイプ。宿題もきっちり全部こなそうとする真面目な性格のため、たとえ授業が「付属校向け」ではなかったとしても、集団の性質が合っていたのだと思います。でも、もし大量の宿題が辛く、あまりに高い難易度についていけなかったら、わたしも個別や家庭教師オンリーに切り替えていた可能性は大。

そんな「集団派」の娘でも、秋以降何度か「このまま塾にいていいのか」と思うことが出てきたのです。あの本の内容、「大手集団塾は御三家向けの対策」というのが、「このことか!」と実感するできごとがありまして・・・夏休みが終わり、秋冬に塾のクラスで扱うテキストが一気に難しくなってきたのです!算数の成績は徐々に上がってはいたものの、それでは太刀打ちできないほど(泣)自信をなくし、塾から帰る表情が暗くなっていきました(;_;)

あんなに塾や先生大好きだった娘が、ある日突然帰りの車の中で言いました。「もう算数の授業行かなくていいかも」って( ゚Д゚) !・・・わたしの頭、あの本のフレーズ「御三家対策」がいよいよきたなと思いました。でもそれを聞いて、わたしは実はとても喜んでいたのです。「そうだそうだ!志望校も決まったし、苦手な算数は家庭教師の先生に任せて、塾の算数は休んで志望校対策すればいい。よくぞ言ってくれた!」って・・・(^o^)

これまで何度も「個別に替えれば??」と提案しても、断固として拒否する娘。「塾やめるなら受験やめるから!」って・・・その忠誠心は何(^^;)??そんな娘が「行かない」なんて言うようになったのは、過去問をある程度こなしてきた頃です。「わたしの志望校、塾でやってるような問題出ないから」と、過去問で出題傾向を把握するうちに、いよいよ自分自身で気付くようになったわけです・・・塾算数、あまり意味ないんじゃないかって!

もちろん、同じ早稲アカでもクラスのレベルや、同じレベルでも校舎によっては生徒に合わせてやる内容が変わると思うので一概に言えませんが、娘のクラスで扱う教材はなぜか、「難しい」を通り越した「激難」のテキスト (¶⁋ ▾ ¶⁋) 。はじめて娘が「塾の算数がツライ」って吐き出したのです・・・

まずは家庭教師、N先生に相談。すると先生は、「わたしもちょっと疑問に思っていたんですよね。そのテキストやってると聞いて・・・クラスのみんなは解けるの??だってその本の内容、御三家志望の子でもなかなか解けないですよ。わたしそれ、やらなくていいって言っちゃってます」って(⚆.̮⚆)!

もう、なんだかよくわからない・・・それでわたしは、意を決して恐るおそる塾に電話してみることにしたんです(^^;)塾がいったいどこに向かっているのかが聞きたくて!

それにしても、授業内容について素人が申し出るなんてあまりに図々しいような気もしますし、うるさい親だな!って思われるような気がして本当に気が引けました。でも、もう時間もありませんし、これで合格に近づくなら勇気を出すしかない!思い切って算数の先生に電話をかけました・・・こわいよ~~(´;ω;`)

・・・そこで意外すぎる返事が返ってきたのです。

わたし:あの~、申し訳ありません。うちの娘が算数できなさすぎて授業についていけないとのことなので、算数だけお休みしようと考えています。

すぐ「わかりました」と言われて終わるかと思いきや、意外だった答えは・・・

先生:それちょっと僕も考えていて、クラスの半分以上はついてきてないような気がしたんですよね。電話もらってわかりました。次の授業から志望校別にテキスト分けます。今のテキストはもう使わないから、彼女に来るように言って下さい。辛い思いさせて申し訳ありませんでした。

と・・・(´⊙q⊙`)!!えっ!そんな急に変更してくれる??やっぱり先生も思っていたのか・・・

思いきって電話してよかった~~( ;∀;)・・・っていうか、ついていけないのはうちだけじゃない様子。今電話しなかったら、娘を含む一部の生徒は、このまま苦しみながらレベル違いの「激難テキスト」使い続けてたってこと??あと2~3ヶ月なんですけど、受験まで!

そして次の算数授業が終わり、娘に早速感想を聞いてみると・・・「また戻ったんだよ( ˃ ˄ ˂̥̥ )志望校レベルに」って(笑)聞くと、あの「激難テキスト」を使う生徒1/3(進学校志望)、ほかは全部「通常」だと。ホッ。

そして、その「電話アクション」がきっかけで、それまでほとんどなかった算数の先生とのコミュニケーションがなぜか急増したんです。力が足りない部分のプリントを出してくれたり、連絡帳をわたしが作って必要なことを聞き出したりと、娘になにかと目をかけてもらえるようになりました。なんだか先生から「今まで申し訳なかった感」がとても伝わり、こちらが恐縮するほど(^^;)もっと軽くあしらわれると思っていたので意外な展開でした◔_◔

どこかの中学の過去問を授業内で実施した時の答案↓今までコメントなんてくれたことなかったのに(笑)娘は「いきなりコワっ」って言ってました(^^ゞ

・・・そんなことがあり、やはりあの本の「大手集団塾は御三家向け対策」というのは、一部当たっている部分もあったのかな~~という印象。もし塾があのままレベルに合っていない内容で進行したら、やめなくても「算数」は行かなくなったと思います(校舎・先生にもよるので参考までに!)。

あの時、わたしが塾に電話をして先生が気づいたということは、ほかの生徒さんや保護者さんは、レベルに合っていなくても「それが塾でやるべきこと」として普通に受け入れていたのかもしれません。「これが解けないと合格できないんじゃないか」「塾でやることが間違いなはずはない」って・・・でも、もしかしたら今回のように「不要な難しさ」ということもあるので、「塾でやっている内容は志望校のレベルと大きくズレていないか」というのは、子どもに時々確認するのは大事なのかもしれませんね(^^)

付属志望は集団塾か個別か・・・結局その子のタイプによるところは大きいですが、秋以降過去問にとりかかるようになって志望校の傾向を掴み始めた頃、本人や保護者さんが塾のレベルに疑問を感じるようでしたら、まずは塾に相談し、そこで解決しないなら「行かない教科」は考えてみるのも選択肢なのかなという個人的な感想です。もちろん、塾側もいろいろ考えて対策を組んでいるとは思いますが、年末あたりは1時間がとても大事になってくるので、ぜひ流されないで見極めて下さい(^^)/

・・・ということで、今日もサポートおつかれさまです★今週は暑さが少しだけおさまりホッとしますね(*^-^*)ストレスがたまってると思ったら、曇りの日ならわたしはよく緑がある公園などを歩いていました♪

6年生のみなさんもファイト!リラックスして好きなものをたくさん食べ、夜はよく寝て下さい(^^)/応援しています☆彡

(*次回の更新は7/12の予定です)


(オマケ)「付属志望は首都圏模試、受ける受けない??」

今日ご紹介した本の中に、「付属志望なら迷わず首都圏模試を受ける」という項目があったので、わたしは塾の「合判」と一緒に、最初は首都模試も普通に受けていたんです・・・

早稲アカの合判ではボコボコにやられるのに、首都圏模試は算数でさえ平均以上の点数。偏差値もまた高めに出るので「錯覚」を起こしやすいのは気をつけるべき点ですが、子どもも気分が上がりますし自信がつくので、わたしは有効だと思っていたんです。

・・・が、塾の先生に受けていることを申し出たところ、「早稲アカの偏差値(四谷大塚)45以下じゃないなら受けなくていい」ときっぱり言われ、それから受けるのをやめてしまいました(^^;)

この本には「首都模試の問題傾向は付属に似ている」とのことなので迷う方もいるかもしれませんが、わが家の例を参考までに書いてみました(^o^)

模試は1日使ってしまうので、時間を大事に使いたいですね♪