「時間のロス」を避けたい!限られた時間の勉強プラン

いよいよ全3回の体験授業が終わり、入塾の手続きをしに校舎に行くことになりました。「これが済んだら、もう本格的にスタートしちゃうのか」・・・捺印するのがちょっぴり怖いな( ; ›ω‹ )

親のサポートの仕方、受験用語も情報も何も知らない状態。先の見えない受験は「不安」そのものでした。でも、そろそろ気持ちを切り替えないとっ(>_<)!・・・どっさり渡された「早稲アカグッズ」を持ち帰り、重い腰を上げ、いよいよ「遅れ受験」の空白を埋める勉強プランを、素人ながら紙に書き出してみることにしたのです。

まず、塾の先生に相談してみました。各教科の先生のアドバイスは、

・「国語」→テクニックもあるが「センス」もある。苦手教科でないなら、これから組み分けテストをみながら考えていきましょう。

・「算数」→ちょっと厳しいです。今5年生「下巻」の真ん中で、それが終わるとだいたい基礎が終了しちゃいます。なんとか来年の2月、6年の受験学年スタートまでに間に合わせたいですね(その時すでに10月中旬、受験学年まで残り約3ヶ月)。

・「理科」→4年生からスタートしていますけど、ほとんどの子が習ったことなんて覚えてません。なので、テキストをパラパラ見てもらって「こんなことやってきたんだ~~」というくらいで大丈夫です(→その言葉に安心してしまった結果、後でとんでもないことに(¶⁋ ▾ ¶⁋) )。

・「社会」→5年生上巻(入塾前)で「地理」がぜんぶ終了してます。でも、ほとんどの子は忘れていて、これからそれを思い出しながら問題を解いていく感じです。なので、必要ならこれまでのプリントを渡しますよ。

・・・そんな感じでした。

・・・「6年までに間に合わせろ」って、もう時間ないんですけど(´;ω;`)!

もしこれが自分の受験だったら、どういうプランを立てるだろう??一番避けたいのは間違いなく「時間のロス」。塾がない日は大量の宿題もある。空いている時間で効率よく優先順位を決めて勉強する必要があるよね◔_◔??

そこでわたしが立てたプラン。

★「国語」・・・苦手ではなさそうだから、とりあえず本人に任せよう。

★「社会」・・・地理が丸ごと抜けてるのはマズイ。でも、今習っているのは「歴史」。とりあえず「組み分け」で点数を取るには、暗記すれば確実に点が取れる、試験範囲の「歴史」に全集中しよう。「地理」は6年になる2月までに、スキマ時間でなんとかする。

★「算数」・・・ただでさえ算数が苦手な上に、もうすぐ基礎終了(>_<)??「四則計算」のやり方もしらない状態でこれは本当にマズイ!!「受験算数は少々特殊なので、親が教えるのも好きじゃないと難しいかもしれません」と先生からのメッセージ・・・まったくもって好きじゃないし、娘と一緒に1問解くのにつまづいていたら特大の「時間ロス」!

★「理科」・・・これも算数同様、わたしの最強苦手なところ。

・・・でも、娘一人に背負わせるわけにはいかない。一緒にやるよ( ˃ ˄ ˂̥̥ )!

そして結論、「社会」はすべてわたしが教えることにしました。なぜなら社会が好きならともかく、そうでない場合、教えてもらう先生によっては身に入らないことがあると思ったからです。特に「歴史」は自分の経験からも、教えられ方によっては「暗記だけ」になってしまい、ちょっと嫌いになりがちな教科。その時の塾の先生は「説明」が好きなタイプで、毎回「眠い」と言っていたので、ちょっと対策が必要だと思ったのです(^^;)

「覚えよう、歴史年表!!」みたいな、ズラズラと表になった語呂合わせの年代プリント渡されても、「室町」から入った娘・・・絶対ムリです、興味がない(笑)暗記もたしかにありますが、歴史は前後の流れを掴んで「こうなったからこうなった」という「流れ」を教えたほうが、子どもだって自然に身に入るはず。しかも、納得すれば忘れにくい。とにかく、日本の歴史が「室町」から始まっていると思っている娘をなんとかせねば(笑)!!

そこでまず、早稲アカの「予習シリーズ(歴史)」をわたしが自分で読破してみることにしました。マーカーを引きながら、まるで受験生のように!「へぇ~。こんなこともあったんだ~◔_◔」・・・なんて、今まで知らなかったこともけっこうあり、意外にためになるかも??

↑数えきれないほど読み直したので、テキストはもうボロボロ。当時のわたしのバッグには、常にこの「予習シリーズ」が入ってました(笑)

本来は娘自身がやらなくてはいけない作業。でも、限られた時間の中では算数のように他にやるべき優先順位があったので、とりあえずわたしがテキストを読み、「嚙み砕いて説明する」・・・これが一番抵抗なくスムーズに歴史に入れると思ったのです。それに、わたしが読むことで「受験で何を優先して覚えるべきか」を効率よくピックアップできますし、それをまとめてトイレのような目につく場所に張ることもできます。社会はわが家の場合、塾任せではぜんぜん伸びなかったと思います。

インプットしたら次はアウトプット・・・「点」じゃなく「線」で覚えさせた時代の流れを、次は自分のことばで誰かに説明できるようになるまで、何度も何度も繰り返し練習しました(弟が聞いてました(^^;))。

他には、一つの出来事に関するすべての事項をまとめる作業も、わりと有効だったと思います。組み分けテストや最近の過去問を見てみると、たとえば「応仁の乱は何年ですか?」なんていう、そんな単純な問題はほとんど出ない様子◔_◔考えないと答えが出せない、「思考力」を問う問題が極めて多い!

なので、「応仁の乱」だったらそれに関するすべてのキーワード(なんのために起きた?/11年間続いた/起きた場所/応仁の乱の代表的な「絵」/その時によまれた「歌」)などをまとめ、どこからどう質問されてもいいように、すべて繋げて覚える作業をしたのです。

Q.「応仁の乱で中止になった、京都を代表する祭りは何ですか?(または、「その写真を下から選びなさい」)」のような質問(このパターン、よく出ますよね!)。これも、「応仁の乱」→「祇園祭」=「日本三大祭り」のように、歴史と地理をつなげ、関係のある事柄をすべてまとめて覚えていったのです。今度は地理で「祇園祭」が出てきたら、「祇園祭りって何に関係があったったけ??」と逆パターンで質問。「室町時代京都11年続いた応仁の乱で中止になった祭り。日本三大祭りのひとつ」・・・ここまで答えられて、はじめてOKサインを出しました。

・・・そして、こんな感じで迎えた2回目の組み分けテスト。塾から帰った娘が興奮して言ったのです。「わたし、社会が塾で3位だった!」と・・・(´⊙q⊙`)!!

張り出された成績表を見て、全塾生の中で3番目に自分の名前がある(もちろん社会だけ)。1位の生徒は同じ小学校に通う、のちにトップ中のトップ校に行った超優秀生という・・・たったこれだけのことが、その後の絶大な「やる気」につながり、受験が終わる最後まで「わたしは社会ができる」という思い込み、強い自信がもてる教科になってくれました。わたしもまた手探りの中、「やってること間違ってないかも」・・・そんな自信が芽生えたのです。やり方次第で、この子でも伸びるかもd(>∀<★)!なんて。

余談ですが、それから受験の「社会」がわたしの趣味のようになってしまい、最後は志望校の過去問「社会」だけを15年以上解きまくり、「オリジナル入試予想問題」みたいなものを自分で勝手に作ったりしていました(*^-^*)参考になるかわかりませんが、ためになったテキスト、やったことなどをこれから随時載せてみたいと思います♪

さて、残るは「算数」と「理科」・・・こればかりはさすがにわたしもムリです。仕事もありますし、社会のように勉強している時間なんてない!ちなみに、うちのパパさんは当時単身赴任で常に不在・・・もうこれは誰かに頼るしかなさそう(>_<)

何かわからないことがあって人に尋ねたりインターネットで探す時、「すぐに答えがわかる」というのはとてもありがたいことです。聞いた人が「え~~っと」なんて調べ始めたり、「あ、やっぱり違った!こっちだった」・・・なんて言われると、リズムが崩れ、待っている間に「集中力」が切れてしまいますし、時間もロス!今この状況では特に避けたいことです。つまり「算数」「理科」に関しては、子どもの疑問に即、確実に答えてくれる人が必要だと思いました。

「個別塾に行こうかな」・・・集団と個別を並行してすすめようと考えたのです。プロに任せたほうが早いかも。抜けているところを効率よく教えてくれる人に頼ろう。

・・・そして決めた、駅前にある大手の「個別塾」。ここがもう本当に悲惨の一途でした(´;ω;`)今考えてもとにかくひどい。高い入会金・授業料を費やしながらも、たった2ケ月ほどでやめることになってしまったのです。இoஇ

つづく。