効果ある??ない??「社会」の教材10万円

こんにちは(^^)/今日も受験のサポートお疲れさまです!去年の11月のカレンダーを見返すと、インフル注射に学校説明会、それに塾の最後の個人面談などなど予定がビッシリ。「いったいいつ休んでたんだろう??」・・・そんな忙しい日々を、今みなさんもお過ごしのことと思います。

早稲アカの最後の面談では、「社会」と「算数」ふたりの先生が志望校選定と冬期講習の相談にのってくれました。ちょうど娘の得意・不得意教科の先生・・・こんなにじっくりいろんなことを聞ける機会はもうないと思い、今やるべきことを可能な限り聞くことにしたのです。特に、「社会」はやればやるほど永遠に終わらず、いったいどこまでやればゴールなのかわからなくなっていたので(T_T)

最近の合判結果に目を通しながら言われたのは・・・「社会はもうやらなくていいです。これからは算数に時間かけて下さい」・・・とのことでした。合判はたしかに社会は点数がとれていますが、それはわたしが早稲アカの合判対策を徹底的に仕込んだから(-_-)・・・つまり「合判慣れ」している可能性大。それが心配だったのですが、先生いわく「社会なんて完璧はムリですよ。細かくやり出したらキリがありません。大人でもムリです。それより、受験までは算数に時間をかけたほうがコスパがいいです。今からやって伸びるのは算数です」と力をこめて言うのです。

やっぱりそうか( ;∀;)社会に「完ぺき」なんて無理だよね・・・娘はまだできない部分は残っているものの、これでなんだか吹っ切れたような気がして、社会の勉強スタイルをこの時期から少しずつ変えていき、ちゃんとした時間時間を減らしました。それでも、暗記系はどんどん忘れていくような気がしたので、受験のために買った「超高額教材」をこの時とばかり駆使し、日々の「スキマ時間」に実行したのです(^^)

買おうかどうか、一度は迷った方もいらっしゃいますかね??社会の教材「スタディアップ」↓↓↓今日は、この教材が実際どうだったのか、使ってみた感想を書いてみたいと思います♪

一般の参考書に比べたら、悲鳴が出るくらい高価でビックリ(⚆.̮⚆)!でも、親は買ってしまうんですよね、必死で・・・இoஇ「地理」「歴史」「公民」、欲しいものが入ったセットは・・・へっ(ʘωʘノ)?!「102,520円」??一ケタ間違ってない??・・・いえ、これで間違いなく10万超えでした(泣)

(今年デザインが変わっているようです)

中身が「金」でできてるとか??・・・いえ、普通に「紙」です(笑)

これを買ったのは、受験を決めて間もなくでした。5年生の秋・・・みんなが終わっている「地理」はまったくの未学習、歴史は「室町時代から」という超中途半端な「社会」を、いったい誰がどうすればよいのか、途方に暮れていた時にみつけた教材です( ;∀;)

教材開発者の野村先生の授業が収録されたCDとテキストのセット。「コンプリートマスター」という名の教材は、「地理」「歴史」がそれぞれ32,780円。「公民」が28,380円(泣)。オンラインショップでは「税抜き」で書かれてあるので、「29,800円(地理・歴史)」というのを見てまだ少し気持ちも安らぎましたが、決済ページで実際の価格を見たら、決定ボタンが押せませんでした(笑)

どうしてこれを買ったのかというと、「地理」「歴史」の各授業がそれぞれ約5時間30分、「公民」が約3時間・・・社会の全授業がたった「13時間」程度でマスターできるというのです!時間がなく、とにかく早く追いつかなければならない者にとって、こんなに魅力的な教材はほかに目に入りませんでした(¶⁋ ▾ ¶⁋) 

ちなみに、CDのスピードは「通常」「倍速」の両方入っています。倍速なら最短「9時間38分」!

わたしは、この教材の回し者でも何でもありませんので正直な感想を書きます。だってこんなに高価なのですから!!

個人的な感想は・・・親次第。うちの場合はこれに尽きました(^^;)この教材を生かすも殺すもすべて親次第。子どもにもよると思いますが、「社会」の教科にそもそも興味がないうちの娘なんて、この教材を与えても放置です(-_-)ひとりではまったくやりませんので、わたしが駆使して使いこなさなければ本当にムダ・・・

教材到着後はただちに実行。上の講義CDをテキストと同時進行で、まるで授業のような流れで進めます(著作権の問題があるので全掲載できずスイマセン)。

テキストはこんな感じです↓1テーマが5分と短い単元もあれば、歴史になると24分になる単元もありますが、基本的には集中力が持続する短時間形成。

結論、この教材に娘がちゃんと手をつけたのは、「地理」半分程度、「歴史」2/3、「公民」1/6程度でした( ;∀;)わたしがCDをセットし、あとは「がんばってね!」なんて言って部屋を出ます・・・するとアレ??もう終わる頃なのに反応がない。それで、部屋に入ると案の定、机で寝ている始末(笑)

「CDが眠くなる」・・・そう言うのです(^^;)たしかにそうだよね。興味のない話をCDで聞き続けるのはツラい。ということで、この講義スタイルが合わず、娘は完了することができませんでした(泣)1回聞いた程度では、あとで聞いてもほとんど覚えていません。このCDは、3回4回と回数を重ねて聞くことをオススメしている教材。結局そんな時間はなく、CD自体は無駄になってしまいました・・・

それでも、わたしはこの教材を買って「失敗」とは思わなかったんです。むしろ、最終的に「買ってよかった」と思いました。わが家の場合、CDはほとんど手をつけなかったものの、「テキスト」はわたしがかなり使って常に持ち歩きボロボロ。社会の「総まとめ」として常に目の届くところに置き、本番までこれを見ながら毎日娘に質問をして反復練習に使いました。

「極薄テキスト」・・・この教材に価値がある理由はここだと思います。塾で何ページもかけて行う「一単元」が、たった半ページほどに凝縮されているのです。中学受験に「出ること」しか書いていないので、まったく「ムダ」がない。正直なところ受験校のレベルによっては、「このテキストだけで完璧」とは言えないという印象はあります。たとえば、歴史上重要な「写真」や「資料」がないんです。入試問題には写真も多く出題されるので、そこは心配な点。

それでも、基本事項は網羅しているので、「スキマ時間の知識確認」にはかなり最適でした。分厚い本は、いくら良い本でも持ち出して開くのが面倒。知識があやふやになった時にすぐに確認できる「手軽な薄さ」が最大の使えるポイントです。わからなくなった時、放置しないですぐに確認するのは「知識定着」のコツですよね!

テキストはノートよりも薄いです↓「地歴公」3冊すべて持っても軽いので、移動中の勉強にも重宝しました。

そして、この10万円セットに入っているのが、「777個」の問題を一問一答で答える「暗記の極意」というテキスト(*現在「プラチナインプット」)↓

A4サイズノートのような本が「12,800円」・・・これまた超高価!しかも、「税抜き」で書いてあるので、決済ページで「14,080円」というのを見て、また勇気が要りました(⊗×⊗)՞

「地歴公」777問の中に重要キーワードがぎっしり詰まっています。これも本番直前までボロボロになるまで使いました。「1日10問」など決めて実行。この本は、入試の日も電車の中で手に持っている子、何人も見かけました(^^)

このテキストもまた、「これだけ」では少々不安なところもありそうです。ですが、今回受験した学校では意外に「基本問題」も多く出題された印象があるので、時間がない中であれこれやるなら、この本を完璧にするのも有効かもしれません(^^)

そして、「10万円セット」以外にこれも買ってしまったんです↓同じスタディアップの商品「白地図ピース(32,780円)」・・・これも高っ!

商品名のとおり、白地図とそれを埋めるピースが入ったセット。

地理の基本、「山・川・山脈・盆地・海・半島」etc・・・な~~んにも知らない状態だったので、6月頃に「こりゃマズイ」と思い「追加買い」しました(-_-)

透明ピースを白地図の上に置いて位置を覚えていくのですが・・・

・・・まったく興味がないஇoஇ!!なので、覚えが悪い!!

項目別に6種類もあるのに、手をつけたパズルはなんと「1種類」。むしろ、弟のほうが楽しんで遊んでいました(泣)男の子は好きかもしれませんね(^^;)

それでも、この教材も無駄にならなかったんです。むしろ、このおかげで地理の力が相当つきました。

これもまた親次第で教材の善し悪しが決まります。「パズル」はあきらめて使いませんでしたが、一緒に入っているこちらのテストシート・・・これを最大限活用しました↓

このシートは、白地図パズルで位置を覚えたあと、確認のために行う「筆記テスト」。娘は、山や川などを覚えるのに、パズルは使わずこれだけ使ったのです。「パズルより直接書いて覚えたほうがいい」と(^^;)

原本を何枚もコピーし、毎日1枚ずつ「今日は半島」なんて日々やっていたら、最後のほうはほぼ完ぺき。前はひとつも答えられなかったのに、「羊蹄山(ようていざん)」なども漢字で書けるようになったんです。盆地・平野・火山・山脈・・・塾でも、地形テストは1番だったんじゃないかな??

漢字で名称を書くのは意外にできなかったりするので、その練習にもなりました。ただ、難易度が高いものもたくさんあるため、試験に出るかどうかは別の話。わたしは、「知っていて出ない」と「聞いたこともない」では違うと思い、「もしも」のことを考え、一応サラっと全部答えられるようしておきました(^^)

すべて入試を終えたあと、「あんな難しいの一個も出なかったよね」なんて言ってましたけど・・・(笑)

この教材にはこんなフラッシュカードも付属です↓「都道府県」の形を覚える単語帳。

都道府県のかたち・・・地理ではとても大事ですよね。受験校でも必ずどこかで出題されていました。

あえてこのフラッシュカードでなくても、ネットで探せばダウンロードなどもできそうですが、持っていればそれはそれで便利な教材。毎朝1枚答えてから学校に行きました。覚えやすい「コツ」が書いてあるので、わりとすぐ覚えられます(^^♪

・・・ということで、スタディアップは「親次第」。うちの場合、子どもに任せていたら本当にムダになるところでした。でも、ちゃんとやるなら社会の成績アップには有効だと思います。たとえ全部できなくても、「使い方によっては十分効果アリ」・・・それがわたしの感想です。

結論、「社会の仕上げ」として最強だと思う教材は、今日ご紹介した「スタディアップ」の一部と、早稲アカの「四科のまとめ」・・・この2冊です。12月くらいからは、ほとんどこの2教材しか使っていませんでした。スタディアップに書かれていない事項は「四科のまとめ」に書かれてありますし、「四科のまとめ」よりスタディアップはスッキリまとまって見やすく、持ち運びやすいので2点とも重宝しました★

この時期からはあれこれ何冊も使うより、「コレ」と決めた教材に絞った方が「やり切った感」が出るかもしれません♪

・・・日に日に寒くなり、お子さまが塾に行くのも、またお迎えも少し大変な季節になりますね。でも、それはあと少しで終わる証拠です!

この時期、メンタルが厳しくなることがあるかもしれませんが、「なんとかなる」・・・リラックスしてがんばっていきましょう(^^)/

いつも応援しています!