ここからが勝負!残りの時間でやったこと

お久しぶりです(^^)/いよいよ1月受験が始まりました。合否も出て、受験生のご家庭は落ち着かず忙しい日々をお過ごしのことと思います。何より、お子さまも保護者さまも万全の体調でこの受験期を迎えられていることを願っております。

1月受験はすでに終了された方も、今週末や月末にもまだ控えているという方もいらっしゃると思います。いずれにせよ、初めての入試はいかがでしたでしょうか?子どもはもちろん、慣れない入試は保護者さんにとっても大変なことですよね。わたしは1回目、早起きの緊張と長時間の控室待機でクタクタになって帰りました(+_+)

でも、遅刻しないように出たり、忘れ物をしないようにと始まる前は不安でいっぱいだったものの、1回目が終わると「こんなものなのか」というのがなんとなくわかり、少しラクになりますよね♪入試の日のパターンを数回踏めば、2月はより落ち着いて試験に向かうことができると思います。

1月の受験校は、受験したその日に合格発表というところも多いですよね。塾では「合否の話題は禁止」なんて言われていましたが、塾の受験者が多い学校の発表の日は、クラスに入った途端「受かった??」なんてストレートにお友達に聞かれたそうです(^^;)

先日書いた通り、1月は小学校の始業式に行ったきり、翌日からは一度も出席しなかったので、この時期は家庭教師の先生が頻繁に家に来ていました。学校に行かなくても起床時間は登校日と同じく6時30。準備をして7:30に勉強を開始し、昼食と少しの休憩以外は23時頃まで勉強していたと思います。

受験とはいえ、小学生なのに家に閉じこもって勉強ばかりでいいのかな・・・そんなふうに不安になると、「あしたは学校に行ってみたら?」と声を掛けてみるのですが、答えは決まって「NO!」。塾で友達に会えることと、娘を「先輩」と慕ってくれる小学校の下級生の女子たちが、時々励ましの手紙やお守りを作って届けてくれたので、学校に行かなくても気分転換はじゅうぶんできた様子でした(^^)

「本番まで約半月」というこの直前期、埼玉の受験校がすべて終了していたわが家のやることはただひとつ・・・もちろん、2月の第一志望の「過去問」です!模試もお試し校も併願校の過去問もすべて終わった今、やっと第一志望だけに集中して勉強できる時がきました。それも、徹底して「算・理」に集中。国語に費やす時間は家庭教師の先生が来る時のみ。社会もほとんど「スキマ」時間に質問するのみで、あとは算数の過去問と、理科は「マステキ(マスターテキスト)」で知識確認をしていました。

「社会」に関しては、この時点で3校の受験が終わっていたので、出題された入試問題をわたしが総チェック。実際に出たホヤホヤの3校分の問題は、いうなら「宝」のようなもの。学校によって主題傾向の違いはあれど、ヒントがもらえるのは「時事問題」です。「今年はどんなテーマが出題されているのか」をリアルな入試問題でみられるのは、2月校の対策をするうえでもとても有意義でした。

たとえば、「えっ!まだSDGsの基本問題なんて出すんだ。2月も出る可能性あるかもね~」とか、「やっぱりメディアリテラシー出てきたか・・・もちろん答えられたよね??」なんていう確認もできます。また、3校に共通して出題されていた「日本の伝統工芸」。やはりこの単元は絶対にハズせないと再確認し、スキマ時間の質問で優先順位を高めて入念にチェックしたりと、入試問題を見返すメリットはいろいろありました。なので、終わった学校の問題でできなかったところは、時間があるときにクリアにしておいてもよさそうです(^^♪

そして、メインの「算数」・・・この直前期に何をしたらよいのか、わたしはもう「カン」だけで動いていました。家庭教師のN先生に、「あと2週間、算数は何をやればいいのでしょう」と聞いたところ、先生は「わたしはこの時期に難問はほとんどやらず、地味に基本問題をやらせることが多いです」とのお返事・・・

では、先生には長年の経験どおりそのやり方で進めてもらいましょう・・・でも、やはりそれだけでは不安です。志望校対策がまだ完ぺきではないと感じていました。いくら家庭教師がプロとはいえ、わたしの本心は「まだ志望校対策が足りない」と感じている・・・このままでは「やっぱりあれをやっておけばよかった」なんていう心残りを感じ、終わってから後悔しそう・・・それだけは避けたいと思い、考えた末、わたし自身が納得できることをこの半月でやろうと思ったんです。

この方法が合っているのか間違っているのかわかりませんが、これまで解いた第一志望の過去問の中から、「間違えた問題のみ」を徹底してやることにしました。計算問題から最後の難問まで、過去問ノートを見返して、間違えた問題のみを10年以上・・・これを2週間でやり切りました。

わたしは日々コピーと採点係。A3コピー機に張りつき、間違えた問題をピックアップしてコピーし冊子にする作業の繰り返しです。娘のほうでも進行は容易ではありません。間違えた問題ばかりなのですから、精神的にも相当キツイ・・・でも、これが最後の勉強法にぴったりだと思ったのです。「できない問題がなければ合格しないわけがない」・・・単にそう思いました。同じ問題は出なくてもパターンはほぼ手の中。全制覇をすることが、「後悔しないこと」につながると思ったのです。

採点に関しては「恐怖」のひとことஇoஇ一度解き直しが終わっている問題を、この直前でまたできなくなっていたらどうしよう(>_<)・・・そんな恐怖を抱えながらビクビクして採点していました。間違えた時のショック、そして逆に、難問に〇がついた時のあの安堵感・・・ジェットコースターのようです!

×がついてしまったところは即N先生に報告してチェックしてもらい、似た問題を準備して対策してもらいました。本番前日まで、女3人でず~~っとその作業の繰り返し。結果どうなったかというと・・・「わたしにこの学校の過去問で解けない問題はない」という状態までもっていくことができ、そのテンションで本番を迎えることができたのです。要するに・・・すごい自信がついた!

過去問全問題を終了した時、子どもはどう感じたのかはわかりませんが、わたし自身の「爽快感」といったらすごかったです。1年3ヶ月の受験勉強法に対する後悔が、その時「ゼロ」になったのを感じました。最後にとった自分のやり方が正解なのかもわからないのに「やりきった感」がすごく、「これでダメなら仕方ない」というあきらめがつく清々しい気持ちだったのです。「あれもやっておきたかった」なんていう後悔は何もナシ。頭の中で、「受験勉強終了」のチャイムが勢いよく鳴ったような気がしました。

そして、この作業の合間に、最後の最後までとっておいた最直近「去年の入試問題」に手をつけたんです。いわゆる最後の「力だめし」・・・娘が問題を解いている時間は、入試の時と同じくらいの緊張感を味わいました(+_+)その後の採点ほど手が震えたことはないです。心臓のバクバクを抑えながら、見たくない「解答ページ」を開いておそるおそる採点。

あれ??・・・いつも「×」が多いのに、今日は若干「〇」が多いような・・・そう思いたいだけかな??

最後に計算をすると、まぁまぁ今までよりは高得点。でも怖いのはこれからで、「合格者平均点」を見る時です・・・が、まさかの平均越えΣ( °o°)23! 何度見直してても、たしかに算数の平均点を超えていたのです。算数が・・・サピックスの入塾テストで0点だった、あの足を引っ張りつづけた算数がついに超えたっ( ;∀;)!!

・・・勉強に後悔しないようにするのは、とても大事なことですよね。もちろん、4科を完ぺきにするなんてムリです。でも、「これだけやったのだから後悔しない」という、これまでの受験勉強に対しての「気持ちのゴール」を切ることは、がんばってきた自分自身に対する礼儀。とても大切な気がします。

あと半月・・・できること、まだまだあります!まずは心身のベストコンディションを保つことが優先。あとはムリせず、長い道のりだった受験勉強が少しずつ終わっていくこの残り時間を大切にして、自分の誇りのために最後まで駆け抜けて下さい!

終わるまで、ず~~っとず~~っと応援しています(^^)/ファイトっ!

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*これは手縫いで作ったお守り袋です↓袋の中には早稲アカのカードと、わたしの母の形見の指輪を入れました。塾のカードにはメッセージを書き、着席したら開封して読むように伝えました。「ホットコンパス(このカード)持った??」は塾に行く時のいつもの合言葉。今からはじまる本番も、塾に行って受けるテストと何も変わらないんだよと、リラックスしてほしくて書きました(^^)