受験までのいきさつ

「あのさ、受験したいから塾行きたい」

・・・「へっ??今なんて言った??」Σ(ʘωʘノ)ノ

そんなことを言い出したのは小学5年生の秋、2020年10月はじめの頃でした。それまで、学校が終わると友達と遊び、テレビを見てゲームをやって・・・そんな普通の日々を送っていたのです。わたし(母)はというと、その時ファッション雑誌のオンラインでブログ連載を担当させて頂いていたこともあり、毎日てんやわんやの忙しい日々。正直、「なんか面倒なこと言い出したな」・・・そんなふうに思いました(笑)

進学先は、普通に公立の中学でじゅうぶんだと思っていたのです。父母ともに中学受験「未経験」だったことと、それよりもまず「今遊ばなくていつ遊ぶ◔_◔??」。子どもは外で身体を動かし、思いっきり遊ぶのが仕事・・・古いかもしれませんがそんな思いがあったので、受験については考えたことすらありませんでした。遊びの中から人間関係の基盤となるコミュニケーション力を身につけ、せめて小学生のうちは余計なストレスを感じずのびのびと過ごしてほしい・・・自分の意志で行きたいところが今よりもみつけやすくなるであろう「高校受験」でも悪くないのでは??自分の経験からもそんなふうに思っていたのです。

・・・そもそも、娘はなぜ突然「受験したい」と言い出したのか??まず、通っている地元の公立小学校が少し特殊な環境でした。帰国組を含め学力が高い子が集まり、娘のクラスでは見たところ半数近くは中学受験している様子。もし受験せずそのまま地元の公立中に進んだとしても、その中学もまた優秀校。そんな環境だったので、学校で受験について友達の話を耳にする機会が多く、どうやら「中学受験をすれば、もう受験しなくていい」・・・彼女にとっては大変魅力的なフレーズをキャッチしたというワケです。。

なぜその言葉が魅力的なのか??それは、「ダンス」がしたいからです。小さいころから踊ることが好きで「ジャズダンス」を習っている娘。音楽さえあれば1日じゅう踊っている始末です。なので、中学以降は本格的なダンスレッスンに命を注ぎたい。その後やってくる高校・大学受験に時間を取られたくない。そのためなら、今がんばって受験を終わらせたい・・・その強い思いが、この過酷な短期決戦の受験を最後まで支えた、本人の気持ちの柱だったように思います。

・・・ということで、最初から狙う学校の方向性は自動的に決まっていたのです。「大学」がついている「付属校」一択。「大学付属」ならたくさんあるから、そんなにムリせず入れるところでいいんじゃない◔_◔??・・・何も知らないわたしは、そんなふうに軽く考えていました。

でも!それが狂ってしまったのは、「付属」と言う名の「隠れ進学校」がたくさんあることです。多くの生徒は付属の大学には進学せず外部の大学を受験をするという、隠れた進学校がたくさんあることを知ることに(⚆.̮⚆)!

大学受験でまた時間を取られてしまうとなると、娘にとっては中学受験をする意味がなくなってしまう・・・ということで、8~9割以上は付属の大学に進むという、正真正銘「中学で受験終了」が叶う学校に的を絞ることに。でもそれってけっこう過酷。つまりは「人気」ということです。当然ながら高倍率。特に「女子」には狭き門இoஇ受験まで残り約1年しかない「ゼロ」状態の娘にとっては、かなりハードな状況です!間に合うの??

勉強に特別な意欲があるわけでも、また、名だたる職業を目指しているわけでもない、ただダンスがしたい娘が何より望む理想の中学校生活は、「友達といっぱい遊んで青春したい」(笑)・・・大学が確定していも勉強はそれなりにちゃんとやる学校で、部活や学内イベント、趣味のダンスに打ち込める、そんな中学生活です。みんなが同じ大学に進むことで、熾烈な競争が少ない環境・・・よく考えたらそれは娘にピッタリなのではないかと、受験が進むにつれわたし自身が強く思い始め、次第に受験の意味が腹落ちするようになっていきました。

ちなみに第一志望校合格後、入学式での校長先生のおはなし。「勉強より自分が好きなことみつけて輝いて下さい。生きていく上では、むしろそちらのほうが大事です」。娘はウンウンと大きくうなずいていました(^^;)わたしもまったくの同感、「この子らしい道を選んだな」と、今あらためて感じているところです。

「学ぶことが好きだからトップ校を目指したい」。それも大変素晴らしいことだと思いますしカッコいい!また、娘のように「やりたいことがあるから付属に行きたい」・・・自分らしい学校を選び、その子らしい受験をするのが、充実した中学受験を叶えるひとつのヒントなのではないかと、素人ながら勝手に思っています。

・・・長くなりましたが、受験を決意するまでの一連の流れは以上です(^^)

さて!ここからが「いばら」の道。まず、「塾」を探すことから始まります。「塾ってどこに行けばいいの??なんか駅前にいろいろあるよね??」・・・何もしらない、親子の珍道中のはじまりはじまり・・・

この日から毎日日記に記していたことをもとに、少しずつブログを書いていきたいと思います(^^)/まるで「2月の勝者」さながらの、濃いめの登場人物(笑)

親のメンタル、辛い時もありますよね。そんな時、このブログが少しでも何かの役に立てることを願っています( ⁎ᵕᴗᵕ⁎ )